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フィールズ賞受賞の京都大の森教授が定年迎え最終講義、10分オーバー

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フィールズ賞受賞の京都大の森教授が定年迎え最終講義、10分オーバー

 数学のノーベル賞と呼ばれる「フィールズ賞」受賞者で、京都大の森重文・数理解析研究所教授(65)が定年を迎えることになり、京大で「代数幾何に魅せられて」と題した最終講義を行った。

 森氏は平成2年、「3次元代数多様体における極小モデルの存在証明」のテーマで同賞を受賞したことについて「応用がものすごく広がったが、私が貢献したのはごく一部。周りの皆さんのおかげ」と話した。また、27年にアジア人で初めて国際数学連合総裁に就任したのは、数学で「日本が貢献できる絶好の機会にしたい」とした。

 自身の半生を振り返る講義で、森氏は冗舌となり、講義は予定時間を約10分オーバーする70分間に延長。森氏が「しまった…。この説明はとばします」と語る“ハプニング”もあり、場内から笑いを誘った。

 森氏は4月1日付で京大が新設する「高等研究院」の初代院長に就任する予定。同じく定年を迎え、同院特別教授に就く松沢哲郎・霊長類研究所教授(65)も、「チンパンジーアイと歩んだ38年間」と題した最終講義を行った。