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茨城県指定文化財に2件追加 筑西・毘沙門天像と土浦・色川三中史料

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茨城県指定文化財に2件追加 筑西・毘沙門天像と土浦・色川三中史料

 県教育委員会は、筑西市黒子の千妙寺所有の絵画「絹本著色毘沙門天像(けんぽんちゃくしょくびしゃもんてんぞう)」と、土浦市所有の歴史資料「色川三中(いろかわみなか)関係史料」の2件を県指定有形文化財に指定した。これにより、県指定文化財は689件となった。

 絹本著色毘沙門天像は鎌倉時代後期の作で、毘沙門天像を中央に大きく描き、右に吉祥天像、左に善膩師童子(ぜんにしどうじ)を描いており、中世の毘沙門天像の優品とされる。

 色川三中(1801~55年)は、土浦城下の商家に生まれ、しょうゆ醸造業などを営みながら、国学者として常総地域史研究の基礎を築いた。今回は103点から成る資料群「色川文庫」、色川家の日記などをまとめた「色川徳治家文庫」、「色川三中肖像画」の3点を一括で指定した。

 このほか、常陸大宮市舟生の「本西(ほんにし)の内紙(うちがみ)保存会」を県指定無形文化財の保持団体に追加認定した。同保存会は、手漉(す)き和紙の「西の内紙」の技術伝承のため平成27年7月に設立。西の内紙は昭和46年に県無形文化財に指定されている。