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新県立4年制大の名称は「長野県立大学」 定員240人、2割「県民枠」

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新県立4年制大の名称は「長野県立大学」 定員240人、2割「県民枠」

 県短期大学(長野市)を改組し、平成30年4月の開学を目指す新県立4年制大学の設立準備が加速している。県は名称を「長野県立大学」と決定し、2月定例県議会はキャンパスの建設工事費など20億4500万円を計上した28年度県一般会計当初予算を可決した。入試の概要案も固まり、県は15日までに県内の各高校に通知した。県立大学設立準備課は「これからは学生募集に向けた新たな段階に入る。入試概要を広く知ってもらい、高校生たちの関心を引きつけて志願者確保に結び付けたい」と話している。

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 「長野県立大学」の名称は、公募で最も多く寄せられ、簡素で分かりやすいことなどが評価された。14日に開かれた大学設立委員会(委員長・安藤国威(くにたけ)ソニー生命保険名誉会長)でも異論はなく、県は10月の文部科学省への設置認可申請をこの名称で行う。また、素案段階で県内の私大と学生募集で競合すると指摘されていた「総合マネジメント学部・学科」については「グローバルマネジメント学部・学科」に変更した。

 入試概要案によると、大学入試センター試験と個別学力試験で行う一般入試が分離・分割方式の前期日程で実施し、中期か後期の複数日程を設けることを検討している。

 高校の校長推薦については全学部学科を対象として平成29年11月の実施を予定する。学業成績だけによらない自己推薦は同12月、グローバルマネジメント学部・学科と健康発達学部こども学科で行う計画だ。校長推薦と自己推薦には「県民枠」を設け、入学定員全体(240人)の2割程度を県内の高校から選抜する。

 一般選抜では、リーダー人材の育成に期待がかかるグローバルマネジメント学部・学科(定員130人)がセンター試験の外国語を必須教科とし、国語、地歴・公民、数学、理科から3教科を選択する。個別入試は英語と数学、小論文、面接の組み合わせを検討している。

 また、センター試験で健康発達学部の食健康学科(同21人)は、国語▽外国語▽数学▽理科-の4教科、こども学科(同25人)は、国語▽外国語▽地歴・公民▽数学▽理科-の5教科でそれぞれ行い、個別入試は小論文と面接を中心に検討している。

 校長推薦は、いずれの学科も高校1校に1人として小論文と面接を行い、調査書の評定平均値は4・0以上とする。英語検定やTOEICなどで一定以上の語学力を有する志願者には加点する。

 推薦選抜の入学定員は、校長推薦がグローバルマネジメント学科30人、食健康学科9人、こども学科12人。自己推薦がグローバルマネジメント学科10人、こども学科3人とした。

 入試の配点や日程などの詳細は6月ごろに発表する予定だ。