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山陰線に鹿検知装置 衝突による遅延防止に福知山市内に設置へ

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山陰線に鹿検知装置 衝突による遅延防止に福知山市内に設置へ

 JR西日本福知山支所は9日、シカなどと衝突して列車が遅れる獣害の対策として、センサーとパトライトを組み合わせた「鹿検知通報装置」を設置すると発表した。山陰線の福知山-上川口駅間の福知山市牧など管内の2カ所で16日以降、準備が整い次第設置を始めるという。

 この装置は、1つのセンサーで線路50メートル分をカバー。シカなど大型動物が線路内に侵入すると近くのパトライトに無線で信号を送ってパトライトを点灯させ、列車の運転士に知らせる仕組み。パトライトの点灯に気づいた運転士はスピードを落とし、シカなどとの衝突を避ける。

 この装置の設置は、JR西日本管内では米子、岡山、和歌山に続いて4支社目。福知山-上川口駅間では226メートルの区間にセンサーを5つ、パトライトを3つ設置するという。

 JRではシカなどの大型動物が列車と衝突して1分以上の遅れが出たケースを「獣害」としており、同支社管内での発生件数は昨年4月から12月までで904件と増加傾向にある。

 同支社は「今回の装置を付けることで列車とシカなどが衝突する事故を減らしたい」としている。