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景行天皇陵に立ち入り調査 研究者らが墳丘など確認

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景行天皇陵に立ち入り調査 研究者らが墳丘など確認

 宮内庁が「景行(けいこう)天皇陵」として管理している天理市の前方後円墳・渋谷向山(しぶたにむかいやま)古墳(4世紀後半)を26日、日本考古学協会など考古学・歴史学関係の団体に所属する研究者らが立ち入り調査し、墳丘や周濠を観察した。

 景行天皇陵は全長約300メートルで、初期ヤマト政権の大王墓の一つとされる。前方部は西を向き、盾形の周濠(しゅうごう)を巡らせている。宮内庁が昨年行った発掘調査では後円部で葺石や敷石、埴輪(はにわ)列が見つかり、12月に報道陣や研究者らに現場を公開。研究者らは周濠が後世に改修されているなどと指摘し、さらなる立ち入り調査を宮内庁に要望していた。

 この日の立ち入り調査では現地を一周。墳丘や周濠の様子を詳細に確認した。調査に入った日本考古学協会陵墓担当理事の清家章・岡山大学教授は「大王墓はかくなるものかと圧倒された。残りが良く、葺石も露出していた。同時に壊れているところもあった」と話した。