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石岡駅で不発弾 常磐線1万5000人に影響

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石岡駅で不発弾 常磐線1万5000人に影響

 18日午前、石岡市国府のJR常磐線石岡駅で不発弾が6個も見つかり、住民の間には驚きが広がり、顔を青ざめる者もいた。同市は防災行政無線で駅に近づかないように呼びかけ、一部の小中学校では安全が確認されるまで児童や生徒を校内に待機させるなど対応に追われた。

 午後2時半すぎ、県警からの要請を受けて陸上自衛隊第102不発弾処理隊がサイレンを鳴らしながら現場に到着。隊員らが不発弾を調べたところ、爆発の危険性がなかったため、3時ごろに回収した。

 石岡署によると、不発弾の大きさはいずれも長さ約50センチ、直径約10センチで、旧日本軍の砲弾とみられる。駅の改修工事をしていた作業員が発見し、JRを通じて県警に通報した。同駅では不発弾の発見を受けて、駅構内にいた利用客など約80人を避難させ、県警は現場から半径300メートルの範囲を規制した。

 近くに住む無職の男性(69)は「まさか近くで不発弾が見つかるとは思わなかった。気付かないまま工事を進めていたら大変なことになっていたのでは」と話した。

 石岡駅前で運転再開を待った水戸市内原町の県立高1年、富田真仁さん(15)は「いつも通学に使っている駅で不発弾が見つかり怖い。今日は午前11時ごろに学校が終わり早く帰れると思っていたのに…」と疲れた表情を浮かべた。

 JR東日本水戸支社によると、常磐線は午前11時ごろから、土浦-友部駅間で約4時間20分にわたって運転を見合わせ、上下47本が運休、上下23本が最大268分遅れ、約1万5千人に影響した。

 石岡市教育総務課によると、市内の旧石岡地区を中心に小中学校計13校に対して、安全が確認されるまで児童や生徒を学校に待機させるよう指示したという。