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さいたまスーパーアリーナ3カ月休館 「影響どこまで」周辺店舗恐々

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さいたまスーパーアリーナ3カ月休館 「影響どこまで」周辺店舗恐々

 国内でも有数のイベント会場「さいたまスーパーアリーナ」(さいたま市中央区)が15日、老朽化による大規模改修に伴い休館した。期間は5月15日までの3カ月。音楽イベントが開かれれば1日で1万~2万人を動員するアリーナの存在は、周辺地域への経済波及効果も大きい。周辺店舗からは「客足がどれだけ減るのか」と懸念する声が上がっている。(川峯千尋)

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 ◆大規模改修工事

 「イベントがある土日の売り上げは平時の10~20倍。3カ月間でどこまで影響が出るのか…」

 不安な声を漏らすのは、アリーナ前の居酒屋「かごんま六白黒豚とんちゃく」の染井亜紀子店長(40)。駅前の大型商業施設「コクーンシティ」の井上健一郎支配人(48)も「ライブがあればグッズを持ったお客さまで普段より店内はにぎわう。マイナスの影響は避けられない」とため息。イベントの開催などで集客を図るという。

 県都市整備政策課によると、大規模改修は平成12年9月の開業以来初で、大型映像装置などの改修を予定し、展示ホールなどを除いたメーンアリーナなどが一時閉鎖。近くの「けやきひろば」も一部を除いて1月から休業しており、9月以降のリニューアルオープンに向けて改修工事を進めている。

 ◆ほぼフル稼働

 同アリーナは26年度に過去最大の336万人を動員。稼働率は83・3%と点検に必要な期間を除きほぼフル稼働していた。ただ、「企画会社には数年前から改修を知らせている。収益面の影響も想定の範囲内」と同課。アリーナを管理するさいたまアリーナ(同市)によると、例年ゴールデンウイークに開催していた音楽フェス「VIVA LA ROCK」を5月後半にずらした程度で、混乱はないという。

 “直撃”を受けるのはアリーナ周辺の飲食店や商業施設だ。多い時はイベント参加者だけで満室になるという周辺ホテルの広報担当者は「アリーナは新都心の中心的な存在。予約はすでに減っているが、お得なプランを打ち出すなどして対応したい」と話した。