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新装・石和温泉駅にワイン試飲機 観光案内所で全国初 山梨

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新装・石和温泉駅にワイン試飲機 観光案内所で全国初 山梨

 ■市内ワイナリーの16種類“味比べ

 JR中央線の石和温泉駅(笛吹市石和町松本)で12日、南北自由通路と北口広場、南口の観光案内所などがオープンし、平成25年から続けられてきた駅周辺整備事業が完了した。このうち、石和温泉観光協会の新案内所に、観光案内所で全国初というワインの試飲機が導入された。列車を降りてまず試飲し、気に入った地元のワイナリーを訪れる、という新しいワインツーリズムの形につなげようという取り組みだ。

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 石和温泉駅の周辺整備は22年9月、笛吹市とJR東日本が基本協定を締結。25年7月に着工し、昨年3月に橋上駅舎が完成した。整備完了により、エスカレーターなどのバリアフリー施設も供用を始めた。総事業費は約40億円。

 南口のタクシー乗り場前にオープンした新しい観光案内所は、明るいガラス張り。ワイン試飲機はイタリア製で、リゾートホテルなどに設置されているものと同じタイプという。

 試飲は有料。試飲機には市内のワイナリー10社の16本がセットされている。好みのワインを選び、種類や分量で異なる1杯数百円の料金を投入してボタンを押すと、ワインがグラスに注がれる仕組みだ。グラスは案内所で事前に受け取り、試飲後は記念にもらえる。

 倉嶋清次市長は「ワインが飲みたくなったら石和温泉へ、という流れを作りたい。リニューアルを機に、おもてなしの気持ちで観光客と接してほしい」とスタッフを激励した。

 笛吹市ワイン会の向山洋仁会長(矢作洋酒社長)も「市内には小規模のワイナリーが多いが、それぞれ個性的だ。将来は『ワインバス』で回遊できるようにしたい」と話した。

 同駅はこの日、記念式典のアトラクションなどでお祝いムードに包まれていた。