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命名権9駅完売、総額1160万円 銚子電鉄、外川新愛称「ありがとう」 千葉

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命名権9駅完売、総額1160万円 銚子電鉄、外川新愛称「ありがとう」 千葉

 銚子市の銚子電鉄がネーミングライツ(命名権)を販売していた外川(とかわ)駅の愛称が「ありがとう」に決まり、同駅ホームで11日、誕生式が行われた。これで全9駅の命名権売却が完了し、1年間の契約総額は1160万円となった。厳しい経営状態の中での貴重な収入源として、鉄道設備の維持費などに充てられる。

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 外川駅の命名権を購入したのは、松戸市の住宅建築会社「早稲田ハウス」。同社の金光容徳社長が大切にしているという言葉が、銚子電鉄の方針「ありがとうと言われる会社になる」と一致することから決めたという。

 ◆ホームで誕生式

 契約期間は来年2月10日までの1年間で、購入額は180万円。期間中は愛称と本来の駅名を合わせた「ありがとう外川駅」の名前が車内のアナウンスなどで使われる。

 誕生式では、愛称を記したホーム看板の除幕式が行われ、銚子電鉄の竹本勝紀社長は「素晴らしい歴史を持つ外川駅に『ありがとう』の名前を付けてくれて、心から感謝している」と述べた。

 ◆待合室に本棚も

 愛称決定に合わせて、外川駅の待合室には「ありがとう本棚」が設置された。感謝などをテーマにした絵本30冊が置かれ、電車を待つ客や地域の子供が自由に読めるようにした。同日の誕生式では、本を選んだ絵本セラピスト協会の岡田達信代表による読み聞かせも行われた。

 命名権は昨年12月に「髪毛黒生(かみのけくろはえ)」(笠上黒生(かさがみくろはえ)駅)など7駅分が売却されたが、外川と本銚子の2駅はスポンサーが決まらず再募集していた。本銚子駅は1月に地元企業のヒゲタ醤油(しょうゆ)が購入して、愛称が「ヒゲタ400年 玄蕃(げんば)の里」に決定している。