産経ニュース

日の丸背負って東京五輪に夢描く 西鉄駅伝部の石田選手・別大マラソン日本人トップ 

地方 地方

記事詳細

更新


日の丸背負って東京五輪に夢描く 西鉄駅伝部の石田選手・別大マラソン日本人トップ 

西鉄駅伝部の石田和也選手(右)と有隅剛志監督 西鉄駅伝部の石田和也選手(右)と有隅剛志監督

 7日の別府大分毎日マラソンで、西日本鉄道駅伝部の石田和也選手(31)が日本人トップの4位に入った。石田選手は産経新聞のインタビューに「目標は2時間7分台を達成し、日の丸を背負って東京五輪に出場することです」と夢を語った。(九州総局 村上智博)

 別府大分は9回目のマラソンレースだった。

 「トップスピードはないが、持ち味の粘り強さで結果は必ず出せると信じていた」

 言葉通り、5キロを15分30秒のペースで刻み続けた。レース序盤で先頭集団からは離れたが、先行ランナーが失速する中で、応援団ののぼり旗をエネルギーに換え、少しずつ順位を上げた。

 30キロ付近。西鉄駅伝部の有隅(ありすみ)剛志監督(42)の声が聞こえた。「入賞まで40秒圏内だ。絶対にいけるぞ」

 懸命に追い上げる中で、監督の言葉も心の中から消えていった。ゴールまで無心で走りきった。記録は2時間12分25秒、予想を上回る好成績だった。「とにかく結果がほしかった。ここまで練習を積み重ねてきてよかった」。胸をなで下ろした。

 福岡県の出身で、九州国際大学付属高校から東海大に進んだ。箱根駅伝も3回走ったが、目立った成績は残せなかった。

 地元の西鉄に入社し、駅伝部に入った。駅伝部は平成元年の創部だ。同じ福岡出身の有隅監督の丁寧な指導もあり、故障の少ない選手に育った。主将も務めた。今年は元日の全日本実業団対抗駅伝にも出場した。

 昼間は都市開発事業本部で、西鉄グループが運営する商業施設の保守・管理を手がける。練習は朝と夕だ。チームメート12人で、大濠公園などで走り込む。

 「1本のたすきをつなぐ駅伝も好きだが、自分の持ち味を発揮できるのはやはりマラソンです。『まちに、夢を描こう。』という西鉄の企業メッセージ通り、東京五輪出場の夢を描き、多くの人に喜んでもらいたい」