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くい打ちデータ偽装問題 栃木県内9施設で流用判明

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くい打ちデータ偽装問題 栃木県内9施設で流用判明

 くい打ちデータ偽装問題で、県は29日、県が過去10年間に発注した建築工事62件を調査した結果、9件のデータ流用があったことを公表した。県は、9件の建物に構造上、不具合はないことを確認した。

 県建築課によると、データ流用があったのは、グリーンスタジアムのバックスタンド(宇都宮市)▽岡本台病院7号棟(同)▽県庁東大型車車庫(同)▽県営大和住宅3号棟(同)▽県警陽南独身寮(同)▽栃木警察署(栃木市)▽県営扶桑住宅(小山市)▽県央浄化センター(上三川町)▽足利警察署大橋町職員住宅(足利市)-の9施設の工事。

 9件は全て前田製管(山形県酒田市)が施工。それぞれの施設で1~5本のくいのデータが流用されていた。県の調査に同社は「電流計のスイッチの入れ忘れや紙詰まりで、データが得られず、ほかのくい打ちデータを使った」と説明しているという。

 県は、既存の施工記録から、データ流用があったくいが強固な地盤である「支持層」に届いていることを確認し、9件の建物について不具合がないことを確かめたという。