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市川市長、「野鳥観察舎」「赤レンガ建築物」の存続要望へ

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市川市長、「野鳥観察舎」「赤レンガ建築物」の存続要望へ

 県が廃止方針案を示している「県行徳野鳥観察舎」(市川市福栄)と、明治時代の「赤レンガ建築物」(同市国府台)について、同市の大久保博市長は13日の定例記者会見で、森田健作知事に対して2月3日に存続と保存を要望することを明らかにした。

 観察舎は3階建てで昭和54年、県の「行徳鳥獣保護区」の一角に開館。望遠鏡で飛来する水鳥などを見ることができる。県は耐震性が低いとして昨年末、休館した。存続を求める約3500人の署名を集めた市民グループの三木信行代表(50)は「自然環境を守る拠点。これから存続に向けていい方向に進んでほしい」と語る。大久保市長は「野鳥や自然を観察する施設は大切だ」と語った。

 また、赤レンガ建築物は閉鎖された元県血清研究所の敷地内に残る。旧陸軍の武器庫とみられ、重厚な2階建ての外観も美しい。大久保市長は「れんがは貴重なフランス積みで、歴史的な価値が高い。保存を求めていきたい」としている。「赤レンガをいかす会」の吉原広代表(66)は「保存に向けて行政が動き出したことはうれしい。行政と市民が共に活用方法を考えていけたらいい」と話している。