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北条高、4月から受験対策で英語と数学授業を動画配信 兵庫

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北条高、4月から受験対策で英語と数学授業を動画配信 兵庫

動画授業をリハーサル収録する菅野恭介校長=加西市段下町

 県立北条高校(加西市段下町)は今年4月から、新3年生を対象に、受験対策用授業の動画配信を無償でスタートさせる。英語と数学の2教科で導入。同校の現役教師が講師を務める。

 同校は平成21年からほぼ毎年、入学者数が定員を下回る「定員割れ」が続いていた。また、国公立大学の現役合格率は、昨年は過去20年間で最高になったものの、近年は低迷している。

 市内の中学生が北播磨地域の他の高校を進学先に選ぶ傾向も目立っており、高校としての生き残りをかけた“危機感”が動画授業の導入の後押しとなった。

 動画授業は、市の活性化を目的とした若者応援パートナー事業の一環として、同市出身の五百蔵(いおろい)伸祐さん(37)が代表を務めるウェブデザイン会社「フロス」(大阪市西区)が、システム構築に協力した。

 教師が空き教室などで収録した授業を、1本15分にまとめてサーバーを経由して配信。生徒は各自に与えられたIDとパスワードを使って好きな時間に好きな場所でスマートフォンやパソコンで動画をチェックできる。同じ動画を繰り返し見ることも可能だ。

 動画は受験対策用となっているが、教科書や授業に沿った基礎的な内容が中心で、受験レベルの学習に進む際に押さえておきたい要点を解説している。当面は3年生が対象で、1、2年生に広げることや科目数を増やすことも検討している。

 数学の動画授業を担当する菅野恭介校長(56)は「受験指導を丁寧に、面倒見良く行うことで、オンリーワンの高校を目指したい」と意欲をみせる。