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首都大変貌 吉祥寺、住んでみたい“トップ”から転落 街の魅力維持へ模索

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首都大変貌 吉祥寺、住んでみたい“トップ”から転落 街の魅力維持へ模索

ヤミ市のような独特の雰囲気が人気で、吉祥寺に多くの人を呼び込んでいるハモニカ横丁=武蔵野市吉祥寺本町

 ■繁華街と公園の共存が人気 未来についてスピード感を

 吉祥寺駅北口前の「ハモニカ横丁」(武蔵野市吉祥寺本町)。ある日の夕刻、立ち飲み居酒屋で新宿区の大学に通う学生が隣の客に聞いていた。「この店、よく来るんですか?」

 「週1ペース、近くの会社に勤めているんで。みなさんは初めて?」と日野市の男性(48)。会社帰りの一杯は「いつも吉祥寺」とか。「この雰囲気が好きだから、ほかの街にはほとんどいかない」

 戦後のヤミ市を起源とするレトロ感たっぷりのハモニカ横丁は、3千平方メートルほどの土地に約100店もの飲み屋、飲食店、食料品店などが軒を連ねる。肩が触れあうほど狭い店内では、隣り合った客同士が自然に言葉を交わすことも。そんな独特の雰囲気にひかれた多くの人を吉祥寺に呼び込んでいる。

 同横丁に加えて、吉祥寺では「サンロード商店街」「ダイヤ街」など古くからの商店街、タウン誌が注目する「中道通り商店会」のような新興地区、一昨年4月に開業した「キラリナ京王吉祥寺」などの大型店が競い合って繁華街としての魅力を演出。吉祥寺駅南側では武蔵野、三鷹の両市にまたがる広大な「井の頭公園」が街に潤いと落ち着きを与えてきた。

 さらに、繁華街と公園を包み込むように住宅地が広がる立地が人気で、吉祥寺は「住んでみたい街ナンバーワン」として全国に知られてきた。

 ところが…。

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