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鳥取・島根県に「通訳案内士特区」認定 外国人観光客もてなし充実

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鳥取・島根県に「通訳案内士特区」認定 外国人観光客もてなし充実

 山陰を訪れる外国人観光客が増えている中、人材が不足している通訳案内士を養成しようと、鳥取、島根両県が連名で申請していた「山陰地域限定特例通訳案内士養成特区」が認定された。通訳案内士は、全国の観光地の知識などを問う難関の国家試験合格が必要だが、特区認定により、山陰地域に限定した通訳案内士を自治体の研修で養成でき、外国人観光客のもてなしの充実を図る。

 11月27日付で、内閣府により特区認定された。これを受け、今月下旬から、研修受講生の募集を開始。

 外国語会話能力などをチェックする面接を最初に行い、合格者には平成28年1月下旬から5月まで、語学、旅程管理、山陰の観光情報、救急救命など計75時間の研修を実施。修了後、1人15分程度の口述試験に合格し、鳥取県に登録すれば活動を始められる。

 養成する通訳案内士の対象言語は英語、韓国語、中国語。単年度に各言語約20人、両県合わせて約120人の養成を計画している。養成は来年度以降も続ける予定だ。

 通訳案内士は、外国人観光客に、外国語で観光地の見所や歴史、文化などを説明する。山陰では、大型クルーズ客船の寄港が増えていることなどで海外の観光客が増えており、通訳案内士のニーズが高まっている。

 しかし、通訳案内士は鳥取県の場合で、平成27年4月1日現在23人の登録にとどまっており、他県の通訳案内士やボランティアガイドに依頼する状況も起きている。