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「レモン育ち」のハマチ誕生 大竹・阿多田島漁協

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「レモン育ち」のハマチ誕生 大竹・阿多田島漁協

 県産レモンの果汁を混ぜた飼料で育てたハマチの出荷が始まり、新たなブランドの販売開始をPRしようと、生産者の阿多田島漁協(大竹市)が2日、広島市中区の県庁で試食会を開いた。刺身などを味わった湯崎英彦知事は「生臭さがなく、いろいろな料理に使えそう。通常より日持ちするとのことなので、流通でも優位になるはず」と将来性に期待を寄せた。

 同漁協は県内で唯一ハマチ養殖を続けているが、飼料の高騰などで経営環境が悪化し、年間生産量はピーク時の約700トンから約150トンにまで低下。素材の味自体を高めてブランド化することで巻き返しをはかろうと、飼料に果実を混ぜて養殖する「フルーツ魚」開発で実績のある高知大に協力を求め、平成25年からレモン果汁入り飼料による養殖に取り組んできた。

 その結果、4月に仕入れた幼魚を半年余り育て、11月下旬から1月にかけて出荷することで、味や鮮度維持に“レモン効果”のあるハマチを市場に出せることが判明。

 約2キロから倍以上の5キロ程度まで育ったものを、「あたたハマチto(と)レモン」と名づけて今年11月21日、初めて売り出した。

 今季の出荷は10トン程度を予定。大竹市内の料理店やPRイベントでの即売が主な流通先になるが、阿多田島漁協(電)0827・53・7171に直接申し込めば、一般の消費者も購入できる。