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ロケ地・水戸の魅力発信 市がガイド発行、制作会社などに配布

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ロケ地・水戸の魅力発信 市がガイド発行、制作会社などに配布

 映画やドラマなどの撮影(ロケ)を呼び込もうと、水戸市みとの魅力発信課が「みとフィルムコミッション ロケーションガイド」を発行した。大所帯の撮影隊を誘致できれば、宿泊施設などに経済効果が期待できるだけでなく、後にはロケ地目当ての観光客も訪れる。市内で行われるロケを増やし、水戸の魅力を全国に発信したい考えだ。

 ◆撮影で経済効果

 同市ではこれまで、映画「テルマエ・ロマエ」や「図書館戦争」、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」など数多くの作品が撮影された。ロケ隊はスタッフや出演者らを含めると、多いときで200人前後に上るという。仕出し弁当など市内で買った「ロケ弁」を食べ、市内のホテルに宿泊すれば経済効果は大きい。

 ガイドではロケが行われた施設や公園を写真入りで紹介し、市内のホテルやロケ弁を取り扱う業者なども記載。ロケの相談から撮影に至るまでの手順も丁寧に説明している。

 両面カラー刷りで5千部を作り、映画などの制作会社に配布。市役所や「図書館戦争」のロケ地となった水戸市立西部図書館(同市堀町)などでも手に取ることができる。

 ◆観光客誘致にも

 ガイド作成に携わった、みとの魅力発信課主事の平戸正英さん(33)は、「『図書館戦争』では、北海道から九州まで全国から観光客がロケ地巡りに訪れた」と明かす。ロケ誘致は直接の経済効果以外に観光客の誘致にもつながり、水戸をPRする絶好の機会となっている。

 水戸市で平成26年度に行われたロケは映画やCM、ドラマなど54件に上り、県内でのロケ件数(550件)のうち約1割を占めている。県観光物産課の試算によると、26年度のロケによる県内全域への経済効果は約6億1千万円に上るという。