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那須塩原独自レッドデータブック発行へ 動植物網羅は栃木県内市町で初

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那須塩原独自レッドデータブック発行へ 動植物網羅は栃木県内市町で初

 ■優れた自然、後世につなげたい

 那須塩原市は市内で絶滅の恐れのある動植物を掲載した同市独自のレッドデータブックを作成する。日光市が植物のレッドデータブックを発行しているが、動植物を網羅した市町独自のレッドデータブックは県内初という。各分野の研究者らで組織する調査研究会(松村雄会長、委員25人)が掲載する動植物のリストアップを進めており、平成28年度の発行を目指す。(伊沢利幸)

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 同市は優れた自然環境を象徴する希少な野生動植物が多く、県が発行した「レッドデータブックとちぎ2005」でも、絶滅危惧II類(Bランク)のトモンハナバチ(ハチ目ハキリバチ科)、ホソバオゼヌマスゲ(種子植物、カヤツリグサ科)など同市だけで生息・生育する動植物が多数確認されている。

 同市は動植物実態調査を実施し、平成24年10月には希少野生動植物種の保護に関する条例を施行。

 277種にわたる希少野生動植物を選定し、市民や保護団体、行政が協力して保護を図っている。

 独自のレッドデータブックは動植物実態調査の集大成として作成し、希少動植物を的確に保護していく狙いがある。

 調査研究会では6部会を設けてリストアップを進めており、9月末現在で植物199種、鳥類29種、爬虫(はちゅう)類・両生類19種、昆虫212種の計459種がリストに上がった。今年度中にはリストアップを終え、ランク付けに入る予定だ。

 同市環境管理課は「市独自のレッドデータブックを通し、希少野生動植物の保護に向けて市民への普及啓発を図り、種の保存への理解につなげたい」としている。