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準絶滅危惧種「ヤブイヌ」初公開 埼玉県こども動物自然公園

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準絶滅危惧種「ヤブイヌ」初公開 埼玉県こども動物自然公園

 県こども動物自然公園(東松山市)で新施設のヤブイヌ舎が完成し、南米原産の犬の仲間、ヤブイヌの一般公開が始まった。ヤブイヌはイヌ科の動物では最も原始的とされ、国際自然保護連合のレッドリストで準絶滅危惧種、ワシントン条約でも商取引が禁止されている。国内で飼育しているのは6園で、同園では平成22年12月から雌雄2頭をバックヤードで飼育していたが、一般公開は今回が初めて。

 ヤブイヌは小さめのシバイヌくらいの大きさ。水辺に生息することが多く、泳ぎも得意で指の間に水かきがあるのが特徴。ヤブイヌ舎は面積約200平方メートルで、飼育係が生態環境を考慮し、人工池のほか、ネズミモチの木やススキなどで身を潜めるヤブなどを工夫してデザインした。

 公開されたヤブイヌは10歳の雄のユウタと8歳の雌のアズキのペアと、25年11月に繁殖に成功した雌のオハギの3頭。もともとよく動き回る性質の上、狭かったバックヤードから解放され、のびのびとしている。

 同園は公開記念として14、15日は先着1千人に雌のヤブイヌが逆立ちして放尿するマーキングの姿を描いたステッカーをプレゼントする。