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山梨県建築文化賞が決定 「中村キース・ヘリング美術館」など

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山梨県建築文化賞が決定 「中村キース・ヘリング美術館」など

 地域の快適な景観を形成しながら、機能性に優れた建築物を表彰する「平成27年度県建築文化賞」が決定した。住宅、一般建築物、公共建築物の計55点の応募があり、建築文化賞に中村キース・ヘリング美術館・ホテル・研修施設計3棟(北杜市小淵沢町)と、清里聖ヨハネ保育園の園舎(北杜市高根町)の一般建築物2点が選ばれた。10日には甲府市北口の県立図書館で表彰式が行われ、建築主、設計・施工者には表彰状が贈られた。

 中村キース・ヘリング美術館(北川原温建築都市研究所設計、笹沢建設施工)は、八ケ岳山麓の自然の中にある既存の美術館増築に合わせ、ホテル、研修施設を新築した。選評では、自然と人工物との対比が不思議な調和を造り、ランダムな窓のデザインがアートのリズムを生み出しているとしている。敷地内に散策路などを設けたことで自然環境との融和を図った点も評価された。

 清里聖ヨハネ保育園(環境デザイン研究所設計、日経工業施工)は、柱・梁(はり)・床・外壁材に地元の木材を活用して無垢(むく)材のよさを生かしている。清里の豊かな自然に違和感がなく、園児が自然を学ぶ保育園環境を作り出し、優れた景観形成が賞の趣旨にかなうとしている。

 建築文化賞は県内で過去1年以内に完成した建築物が対象となり、県が7、8月に募集して、1次書類審査と2次現地審査、最終審査で決定した。