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鎌倉・長谷寺に「ミュージアム」 観音信仰、身近に体験 神奈川

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鎌倉・長谷寺に「ミュージアム」 観音信仰、身近に体験 神奈川

 ■「懸仏」半世紀ぶり勢ぞろい

 鎌倉市の長谷寺に本尊の観音菩薩をテーマにした「観音ミュージアム」がオープンした。「長谷寺宝物館」を改修したもので、目玉は半世紀ぶりに6面そろって展示される国重要文化財「十一面観音懸仏(かけぼとけ)」。タッチパネルや映像なども駆使しており、「観音信仰」を身近に体験できる発信拠点となっている。

 観音ミュージアムは「日本における観音信仰の歴史をひもとくことができる施設」を目指してリニューアルオープンした。

 エントランスは、金色の雲を思わせる壁面で足元には蓮華(れんげ)を模したレリーフが刻まれるなど「観音浄土」をイメージしている。また、「観音三十三応現身立像」の展示室では33体の観音像を円形に配置したことで、「来館者は観音像に取り囲まれ、見守られているような印象を受ける」(担当者)という。十一面観音懸仏は奈良国立博物館や鎌倉国宝館に分散して展示されていたが、今回のリニューアルオープンに合わせ、一堂に会した。

 長谷寺の四季折々の姿を映し出す映像展示に加え、観音菩薩の姿を拡大し、細かい装飾を見ることができるタッチパネル機も設置した。

 学芸員の三浦浩樹さんは「身近にある観音信仰を楽しみながら学ぶ拠点として活用していきたい」と話している。

 開館時間は午前9時から午後4時。12月28日までは年内無休。入館料は中学生以上300円、小学生150円(別途拝観料)。

 問い合わせは同ミュージアム(電)0467・22・6100。