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「琵琶湖からすま蓮根」初出荷 草津の飲食店経営者ら栽培「新たな特産に」

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「琵琶湖からすま蓮根」初出荷 草津の飲食店経営者ら栽培「新たな特産に」

 ■ハスの群生地、育てレンコン 

 ハスの産地である草津市でレンコンを特産品にしようと、市内の飲食店経営者らが今年から本格的に栽培を進めている。今秋「琵琶湖からすま蓮根(れんこん)」の名称で初出荷した。同市内の烏丸(からすま)半島には、国内最大級のハス群生地が広がるだけに、関係者は「一帯をハスとレンコンの名産地にしたい」と意気込んでいる。

 烏丸半島一帯には、約13ヘクタールのハス群生地が広がる。だが、同じくハスの群生地である「霞ケ浦」(茨城県)とは違い、レンコンの栽培は行われていなかった。

 草津市などで飲食店を営む糸岡真二さん(58)=同市下物町=が関東地方の友人と食事をした際、霞ケ浦周辺ではレンコン栽培が盛んなことを知り、地元・下物町でもレンコンを栽培しようと計画。同級生ら2人にも協力を呼びかけ、今年4月、同町内の水田約1980平方メートルを借りて、芽付きレンコン約400キロを植え付けた。

 深さ30~50センチの沼の中で栽培するレンコンには農薬は使えず、次々と生えてくる雑草取りに追われた。また、カモやミズドリに芽を食べられるのを防ぐため、畑全面にネットを張るなど苦労を重ねた。そして今年9月には約4トンの栽培に成功。4トン中2トンは来年度以降の収穫のため残し、残りを出荷することにした。

 栽培されたレンコンは、一節が大人のこぶし2個ぐらいの大きさで、重さは約400グラム。食べるとシャキシャキとした食感を味わえるという。

 近くの「道の駅草津」(同町)で土・日曜に100グラム約120円で販売しているほか、糸岡さんが経営する居酒屋「隠れDining蔵間」の草津店(同市大路)でもレンコンを使った天ぷらなどを味わえる。糸岡さんは「まだまだ始まったばかりだが、やがては栽培規模や出荷先を増やし、草津の新たな特産品にしたい」と意気込む。