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埼玉県警の綱紀粛正求め県議会が決議 本部長「再発防止に努める」

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埼玉県警の綱紀粛正求め県議会が決議 本部長「再発防止に努める」

 県議会9月定例会は最終日の15日、朝霞市で9月に発生した住民殺害事件で県警の元巡査部長、中野翔太被告(31)=懲戒免職=が強盗殺人罪などで起訴されたことを受け、警察官の綱紀粛正を求める決議を賛成多数で可決した。議会事務局によると、警察官のみを対象にした決議は前例がないという。

 中野被告は、捜査で知り合った女性との不倫関係を継続するため、業務で訪れたことがある住民方の金銭を狙ったとされ、決議では「警察官の業務を悪用する極めて深刻な犯罪で、警察に対する県民の信頼は著しく失墜したと言わざるを得ない」と指摘した。

 県議会は2月定例会で、警察官を含む不祥事の再発防止対策を求める決議を可決したばかりで「住民との協力関係にも悪影響を及ぼす。誠に遺憾で、全警察官は信頼の重みを再認識しなければならない」とした。

 また、熊谷市の6人殺害事件で住民への注意喚起が十分ではなかった点について、事件の全容を徹底解明して教訓とし、今後に生かすことを強く求めた。

 県警の貴志浩平本部長は閉会後、「決議を重く受け止め、再発防止に努める。熊谷の事件については捜査を徹底し、教訓を生かす」とコメントした。