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「播磨国府」関連施設か 推定地近く、奈良時代の瓦が大量出土 兵庫

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「播磨国府」関連施設か 推定地近く、奈良時代の瓦が大量出土 兵庫

大量に出土した瓦=姫路市平野町

 姫路市平野町の遺跡「姫路城城下町跡」から奈良時代のものとみられる大量の瓦や建物の柱跡が見つかり、市埋蔵文化財センターが13日、発表した。同遺跡付近には奈良時代の役所「播磨国府」の推定地「本町遺跡」があり、同センターは「播磨国府に関連する施設があった可能性が高い」としている。

 発掘調査は、マンション建設に伴い、6~10月まで実施した。深さ約1・5メートルの地中から溝(幅4メートル、長さ25メートル)が見つかり、溝の中から、平瓦や丸瓦など約千点がまとまって出土した。ほとんどが原形をとどめた状態で出土し、うち軒平(のきひら)瓦3点には、播磨国府関連の建物にふかれた瓦と酷似する唐草文様が刻まれていた。いずれも奈良時代のものとみられる。

 また、溝の約1メートル東からは、柱穴(一辺1・2メートル)が4カ所発見された。東西に一列に3つ並び、南に1つあることから建物の北西角とみられ、奈良時代の掘立柱建物の柱跡と考えられるという。

 奈良時代に大量の瓦を必要とする建物は寺院か役所がほとんどで、場所も本町遺跡に近いことから、同センターは「播磨国府は規模やエリアが確定していないが、今回の調査結果が、実態解明の手がかりになると考えられる」としている。

 現地説明会は、17日午後1時半から。問い合わせは、市埋蔵文化財センター(電)079・252・3950。