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わかやま国体、勇気と感動ありがとう 総合閉会式、選手の健闘に拍手

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わかやま国体、勇気と感動ありがとう 総合閉会式、選手の健闘に拍手

 熱戦を繰り広げた選手たちに感謝の気持ちを-。最終日を迎えた「紀の国わかやま国体」は6日、陸上とラグビーの2競技が行われ、全競技日程が終了した。県勢は2257点で天皇杯(男女総合優勝)を獲得。皇后杯(女子総合優勝)は東京が獲得し、及ばなかったが2位と健闘した。和歌山市の県営紀三井寺公園陸上競技場で行われた総合閉会式には、秋篠宮ご夫妻もご臨席。会場からは選手たちに惜しみない拍手が送られた。国体会期中に灯され続けた炬火(きょか)は、24日に開幕する全国障害者スポーツ大会「紀の国わかやま大会」に引き継がれる。

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 「勇気と感動をありがとう」。午後1時に始まった閉会式のオープニングプログラムには元体操選手でロンドン五輪に出場した田中理恵さんが駆けつけ、選手らにメッセージ。県民による和太鼓演奏のほか、和歌祭の神輿(みこし)が会場を練り歩き、国体のテーマソング「明日へと」に合わせたダンスや合唱なども披露された。

 午後2時からは、選手らが入場。8位までに入賞した都府県が発表され、男女総合優勝で和歌山の名前が呼ばれると、会場の大きな拍手が地元の悲願達成を祝福。秋篠宮さまから天皇杯を授与された。

 その後、国体を見守り続けた炬火の分火が行われ、ソフトテニス少年女子の笠井佑樹選手から、「紀の国わかやま大会」の陸上競技に出場する生馬知季選手へとトーチが引き継がれた。

 式後の記者会見で県選手団の星香里総監督は「男女総合優勝を果たせて安心した。4年前の43位からの出発で、簡単ではなかったが、これまでの努力がやっと実を結んだ」と満面の笑み。仁坂吉伸知事も「決まったときは涙が流れて止まらなかった。選手の健闘に感謝したい」としみじみと語った。

 ボランティアにも参加したという和歌山市の増田二六紀さん(75)は「何度も感激させられた国体だった」と振り返った。「他県の方には和歌山の人や食べ物について褒めていただき、地元も盛り上がって、本当によかった」。オープニングプログラムでダンスを披露した和歌山市の仲泰輝君(5)は「去年から練習していたので、本番では間違えずに踊れた。国体は楽しい思い出になった」と笑顔だった。