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ゲームクリエーター日野氏に福岡市文化賞、「妖怪ウォッチ」異例の起業人

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ゲームクリエーター日野氏に福岡市文化賞、「妖怪ウォッチ」異例の起業人

福岡市文化賞を受賞したレベルファイブ社長の日野晃博氏

 福岡市の芸術・文化の振興に貢献した人物を表彰する市文化賞に6日、ゲームクリエーターで、ゲーム制作会社「レベルファイブ」創業社長の日野晃博氏(47)が選ばれた。昭和51年度に始まった同賞だが、起業人の受賞は極めて異例。「創業特区」として起業家支援に力を入れる福岡市ならではの人選となった。 (九州総局 奥原慎平)

 日野氏は平成10年、福岡市内でレベルファイブを設立し、ソフト作りに取り組み、数々のヒット作を送り出した。「レイトン教授」シリーズは累計出荷台数1550万本を記録した。25年発売の「妖怪ウォッチ」はアニメ化もされ、社会現象といえる人気を博した。海外からも注目されるゲームクリエーターとしての功績に加え、日野氏は市と九州大などでつくる「福岡ゲーム産業振興機構」の委員長も務める。映画やアニメも含む「メディア芸術」の発展に貢献している。

 文化賞選考にあたっては、こうした産業発展による文化への寄与も考慮した。

 高島宗一郎市長は6日の記者会見で「福岡市の個性ともいえるゲーム産業を通じて、まちの成長に寄与してくれた」とたたえた。

 福岡市文化賞には、週刊「モーニング」(講談社)で漫画「クッキングパパ」を30年間連載する福岡県福津市在住の、うえやまとち氏(61)も選ばれた。