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兵庫・香美の藤原さんが豪華客船模型を製作・寄贈

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兵庫・香美の藤原さんが豪華客船模型を製作・寄贈

北欧の客船「サガフィヨルド」を製作した藤原さん=香美町香住区

 香美町香住区の藤原良長さん(82)が、北欧の豪華客船の精密模型を製作し、地元の香住文化会館に寄贈した。藤原さんはこれまで33隻の客船模型を製作。大半は小学校などに寄贈したが、「高齢になり、これで趣味の模型製作は最後です」と話している。

 藤原さんは外航貨物船の船員を経て、香住の漁協職員になった。船員時代に「暇な時間があるから」と、大好きな客船を中心に模型の製作を始めた。

 今回寄贈したのは、3年前に製作した北欧の客船「サガフィヨルド」(全長188メートル、2万4500トン)。模型は約120分の1サイズで、全長は約1・6メートル。

 藤原さんは写真や資料などを元に設計図を作り、厚さ1・1センチのベニヤ板を何枚も重ね、船体の形に合わせてカンナで削るなどして作る。船体の土台が完成するとグラスファイバーを張り、内部をくりぬいて軽量化と補強を図った。

 「サガフィヨルド」は、船内の豪華設備などから「シップ・オブ・ザイヤー」を何度も受賞。藤原さんが「一度は乗ってみたい」というあこがれの客船とあって、製作はこれまでよりも力が入ったという。

 「船首と船尾の丸みを出すのが大変だった。100点満点で90点の出来です」といい、模型はノルウェイの客船とわかるように「ノルウェイ号」とした。

 藤原さんは今回の「ノルウェイ号」で模型製作にピリオドを打ったが、大勢の人に喜ばれたことに満足している。