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神戸「モトコー3番街」に新店舗続々 商店街会長、活性化期待

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神戸「モトコー3番街」に新店舗続々 商店街会長、活性化期待

モトコー3番街で店舗をオープンさせた商店主ら=神戸市中央区

 神戸市中央区のJR高架下の商店街「元町高架下3番街(モトコー3番街)」で、活性化の取り組みが進んでいる。洋服店や雑貨店などおしゃれな店が並び、かつては外国人らでにぎわった同商店街だが、現在は空き店舗が目立つ。このため、同商店街は新店舗に家賃の一部を補助する事業をスタート。今月、補助を受けて4店舗がオープンした。さらに1店舗も今月中に開く予定で、同商店街会長の南潤治さん(53)は「活性化の“起爆剤”になれば」と期待している。

 同商店街は、JR元町-神戸駅間の高架下を通る元町高架通商店街(約1・2キロ)の一部で、約60店舗が並ぶ。平成の初め頃は、神戸港に入港する外国船の船員らが集まり、「人を押しのけないと歩けないくらい」(南さん)のにぎわいがあったという。しかし、7年の阪神大震災後、神戸港への外国船の入港が減るとともに、徐々に活気が失われた。今年になって4店舗が店を閉めるなど現在開いているのは43店舗で約2割が空き店舗となっている。

 このため、モトコー3番街はにぎわいを取り戻そうと、少なくとも3カ月間、貸し店舗の家賃半額を補助する「空き店舗チャレンジショップ」事業を実施することを決め、今年7月から募集を始めた。その結果、14件の応募があり、書類選考や店主への面接などをへて、5店舗に補助することとなった。

 家賃の補助を受けるのは、手作り革製品販売店「ロイズ」▽オリジナル小物販売店「イグサレコード」▽中古衣料販売店「KAJUの木」▽鉄板焼き店「佐用名物ホルモン焼きうどん・こうちゃん」▽ハンバーガーショップ「Louie Louie」。このうち今月に入って4店舗が相次いでオープン。「Louie Louie」も今月中の開店に向けて準備を進めている。

 新店舗の店主の中には同商店街に思い入れのある人も多く、ロイズの高原栄二さん(47)は「子供の頃から訪れたなじみの場所。独創的な店が多く、店を出したいと思っていた」と話す。

 同商店街は客を呼び込むためイベントなども随時企画しており、南さんは「モトコーには戦後以来の歴史があるが、大切なのはこれから」と話している。