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【東日本豪雨】農業被害は9億円超 調査進めばさらに拡大 茨城

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【東日本豪雨】
農業被害は9億円超 調査進めばさらに拡大 茨城

 豪雨に伴う鬼怒川の堤防決壊は県内の農林水産業にも大きな影響を与えた。県のまとめによると、農作物の被害(12日午後5時現在)は少なくとも3089ヘクタールの水田や畑が冠水するなどして被害金額は9億2202万円に上る。常総市と八千代町は浸水のため調査ができておらず、被害はさらに拡大しそうだ。

 県農業経営課によると、水稲は古河市、下妻市、守谷市などの1685ヘクタールが冠水や倒伏し、被害金額は約5億493万円と推計される。白菜は筑西市や古河市などで28ヘクタールが冠水や浸水し、7532万円の被害に。大豆も筑西市や結城市などで694ヘクタールが冠水や倒伏し、6860万円の被害が出た。

 その他の野菜も県西地方を中心にキャベツやレタス、ネギ、キュウリ、ソバなど約680ヘクタールが冠水し被害金額は2億7316万円に及ぶという。

 家畜は境町で肉用牛の牛舎が水没したが被害金額は確認できていない。農業用施設は下妻市で育苗ハウス9棟が損壊し、被害金額は756万円。

 林業では製材加工施設やシイタケ栽培のフレーム施設などが浸水したほか、漁業では漁船が流され行方不明となっているケースがあるが、被害金額は分かっていない。

 このほか、農業用排水路や林道、漁港などにも被害が出ており、県が被害状況などを確認している。

 農業経営課では「調査が進めば被害はさらに拡大する可能性がある」としている。

 さらに、農業が基幹産業の常総市では水田や畑が激しく冠水しており、大雨被害からの復旧や復興にも影響が出そうだ。