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コウノトリ野生復帰10年の歩みを家系図などで紹介 豊岡で企画展

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コウノトリ野生復帰10年の歩みを家系図などで紹介 豊岡で企画展

コウノトリの野生復帰10年の歩みを紹介した企画展=豊岡市立コウノトリ文化館

 国の特別天然記念物・コウノトリが豊岡市で放鳥されて9月で10年になるのを記念して、市立コウノトリ文化館(同市祥雲寺)で、放鳥後の取り組みを振り返る企画展が開かれている。県立コウノトリの郷公園職員が撮影した写真を組み合わせたフォトモザイクや、野外で生息する83羽の家系図などが展示され、放鳥後10年間の野生復帰の歩みがひと目で分かる。30日まで。

 フォトモザイクは、郷公園職員が公園で撮影したコウノトリの小さな写真(2・3センチ×1・7センチ)1万枚を組み合わせて、平成17年9月24日の初放鳥の様子をモザイク作品(縦1・5メートル、横2・3メートル)で表現した。

 コウノトリの家系図は、足環による個体識別を基に、野生コウノトリのペアや親子関係、一つの巣から巣立ったひなの数などを表している。初放鳥に使った木箱や放鳥を大々的に報じた新聞記事なども展示され、野生復帰10年間の軌跡を紹介している。

 コウノトリは絶滅後、40年間の人工飼育を経て、平成17年9月に5羽が放鳥された。放鳥の2年後には野外での初孵(ふ)化に成功。その後、徳島県で営巣したり、韓国へ飛来したりするなど、野生復帰に向けてコウノトリの行動範囲は広がっている。