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成田空港土地明け渡し訴訟 団結小屋撤去命じる判決 千葉地裁

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成田空港土地明け渡し訴訟 団結小屋撤去命じる判決 千葉地裁

 成田国際空港(NAA)が、三里塚芝山連合空港反対同盟熱田派(柳川秀夫代表)に対し、芝山町の空港用地内にある団結小屋「横堀現地闘争本部」の撤去と土地の明け渡しを求めた訴訟で、千葉地裁(金子直史裁判長)は2日、撤去と明け渡しを命じる判決を言い渡した。

 明け渡しの対象地は、第2旅客ターミナル南東の広さ約180平方メートル。用地買収阻止のため、反対派が所有権を細分化した「一坪共有地」も含まれる。

 判決などによると、反対同盟は昭和57年、運動の拠点として対象地の上に鉄骨平屋建て約50平方メートルの団結小屋を建設。平成10年まで使われた。

 判決で金子裁判長は「建設当時、対象地のうち一坪共有地の大半と残りの土地について、NAAの前身の新東京国際空港公団が既に取得していた」と指摘。「公団は建設に異議を述べず、事実上承認していた」との熱田派側の主張を退けた。

 判決を受け、反対同盟の弁護士は「判決内容を吟味し、控訴する方向で準備を進める」と述べた。一方、NAAの夏目誠社長は「空港機能の拡充に当該用地を活用していきたい」とコメントを発表した。