産経ニュース

2代目「洲本のいいとこ発信大使」の桂三実さん、初仕事に落語教室

地方 地方

記事詳細

更新


2代目「洲本のいいとこ発信大使」の桂三実さん、初仕事に落語教室

落語「転失気」を披露する桂三実さんと、熱心に聞き入る子供たち=24日、洲本市の五色中央公民館

 洲本市に約2カ月間住み、農漁業などに携わりながら地域の魅力を発信する「洲本のいいとこ発信大使」の2代目に落語家、桂三実(さんみ)さん(22)が決まり、同市五色町都志の五色中央公民館で24日、初仕事となる「夏休み子ども落語教室」に臨んだ。

 三実さんは淡路島名誉大使を務める落語家、桂文枝さんの「三枝」時代の最後の弟子にあたる。10月末まで同市五色町の空き家に住み、イチジクやピーマンの収穫や定置網漁といった農漁業のほか、大人向け落語講座などを行いながら洲本の魅力を発信する。

 この日、講師役の三実さんは小学1年から5年の男女6人に落語で使う手ぬぐいと扇子を手渡し、扇子で僧侶が木魚をたたく姿や釣りといった多彩な動きが表現できることなどを解説した。さらに、知ったかぶりの住職が「てんしき」がおならとは知らずに、騒動を起こす「転失気」を披露。子供たちは本物の落語を熱心に聞き、大声で笑っていた。

 「洲本家」や「たまねぎ亭」などの芸名をもらった子供たちは28日まで落語を学び、9月に市内の介護施設などで成果を披露する。参加した小学5年の神田直人さん(10)は「テレビとかで落語を見るのが好き。自分でも話せるようになりたい」。“先代”・月亭八斗さんに続く2代目となった三実さんは「今回の講座を通じて、将来の噺家(はなしか)が現れてくれれば」と語った。