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市貝町の大畑さん「手書き武者絵のぼり製作」、栃木県指定無形文化財へ

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市貝町の大畑さん「手書き武者絵のぼり製作」、栃木県指定無形文化財へ

 県文化財保護審議会は、県指定無形文化財に市貝町の大畑英雄さん(67)=3代耕雲=による「大畑家の手書き武者絵のぼり製作」を、9月1日の県教育委員会に答申することを決めた。県教委が指定すると、県指定無形文化財は3件になる。

 県教委文化財課によると、大畑家は代々、武者絵のぼりを製作し、初代耕雲の大畑安治さんが明治22(1889)年に際物(きわもの)業を始めたといわれている。英雄さんの父、力三さんが2代耕雲として大畑家の武者絵のぼり製作を確立、昭和53年に県無形文化財に指定された。

 大畑家の武者絵のぼり製作方法は、古くは型染めと手描きがあったが、型染めは捺染(なつせん)(シルクスクリーン)に変わり、下絵から仕上げまでを手がける手描きは、県内で大畑家のみとなっている。

 大畑家の手描き武者絵のぼり製作は、希少価値が高く、同一の絵柄を手際よく描くために保持された独特の熟練した技法が高く評価された。