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足利市、ごみ焼却場建て替えへ 小俣処分場問題で

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足利市、ごみ焼却場建て替えへ 小俣処分場問題で

 足利市は、懸案のごみ焼却施設、市南部クリーンセンター(同市野田町)の建て替えに早急に取り組むことになった。老朽化に加え、係争中で搬入不能の一般最終処分場問題を抱え、施設更新による焼却灰の減量が不可欠と判断した。市議会3会派も10日、事業促進の要望書を提出した。

 クリーンセンターは昭和58年稼働。1日当たりの焼却能力は300トンで、現状160トン前後処理している。稼働32年で、建物全体の老朽化が進んでいる。

 一方、一般最終処分場の小俣処分場(同市小俣町)をめぐっては昨年夏以降、地権者との交渉がもつれ、クリーンセンターで燃やした焼却灰を搬入できない状態が続いている。このため市は同処分場の年間賃借料2300万円に加え、県外処分費として今年度、2億6千万円を追加負担することになった。

 最新式の焼却施設を導入した場合、排出される焼却灰は現在の約3分の1で、焼却灰は路盤材としてリサイクルも可能という。

 市は今年4月、市クリーン推進課内に新焼却炉施設建設準備担当を設置。今秋にはクリーンセンター地内での建て替えを前提とした基本方針を固め、地元との話し合いを進める。新施設の稼働時期は、地元と合意した小俣処分場の使用期限が切れる平成33年8月末を目指す考えだ。

 和泉聡市長は「市が直面する緊急かつ重大な案件。市議会の後押しもあり、地元理解を最優先に進めたい」と話している。