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西友大津店跡に平和堂が出店方針表明 「市街地活性化を地元と推進」

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西友大津店跡に平和堂が出店方針表明 「市街地活性化を地元と推進」

 大津市中心部で今年4月に閉店したスーパー「西友大津店」跡をめぐり、県内外でスーパーを展開する「平和堂」が5日、出店する方針を示した。同市の商業団体からこの日、出店要望を受けた夏原平和社長が「大津の中心市街地活性化をみなさんと進めたい」と表明、跡地に店舗を新設する考えを明らかにした。一方、JR大津駅に隣接し、閉店を予定している大型商業施設「アル・プラザ大津」について、夏原社長は「コンビニのような形で小売店舗を残したい」と述べた。

 旧西友大津店は昭和50年6月、食料品や日用品などを扱う総合スーパーとしてナカマチ商店街の一角にオープン。しかし、周辺の高齢化や他の商業施設との競争などで苦戦し、今年4月末に閉店した。

 同店の閉鎖で、ナカマチ商店街の通行客数は激減。同商店街を構成する菱屋町商店街振興組合の寺田武彦理事長は「西友は競合相手ではなく、商店街の集客役としていかに大事な存在だったか各店舗がひしひしと実感している」と話す。

 こうした事態を打開しようと、大津商工会議所や同組合など関係団体の代表者4人がこの日、西友跡地への出店を要請するため、彦根市の平和堂本社を訪問。大道良夫・同商議所会頭が要望書を夏原社長に手渡した。

 これに対し、夏原社長は「採算面の不安はあるが、商店街のみなさんが活性化させようと取り組んでいるので、地元企業として役立ちたい」と回答。耐震性の問題があるため、西友側が建物を解体したあと新たに店舗を建設する考えで、「食品中心の品ぞろえとし、その他の買い物は商店街の各店舗を利用してもらう形で役割を分担したい」と述べた。時期や規模などは未定としている。

 また夏原社長は、アル・プラザ大津の新店舗について、大津駅利用者らの利便性を考慮し、コンビニのような形で小売店舗を残す考えを示した。