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「チバシアン」へ地層確認 各国の地質学者が市原の現地視察

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「チバシアン」へ地層確認 各国の地質学者が市原の現地視察

 地質時代の境界のある模式地として国際的に認められる可能性がある市原市田淵の約77万2千年前の地層について、各国の地質学者ら38人が4日、現地を視察した。模式地に選ばれると、世界で1カ所だけの「金杭(ゴールデンスパイク)」が打たれ、地球史に「千葉時代(チバシアン)」の名が刻まれる。

 同じ時代の模式地にはイタリアの2カ所も名乗りを上げており、視察は今後の議論の材料となる。視察は名古屋市で開催された「国際第四紀学連合大会」の一環で、ライバルの同国やカナダ、中国といった各国の地質学者が参加し、現地で説明を受けた後、地層の状態を確認するなどした。

 候補地3カ所を比較・調査している国際第四紀層序小委員会のマーティン・ヘッド委員長は「連続した地層がとてもきれいに分かる」と評価。その一方で、「イタリアの2カ所も優れている。(選定の)影響力は大きいので、しっかり議論することが大事だ」と話した。

 関係者によると、来年秋ごろに地質学者らによる投票で1カ所が選ばれる予定だが、その後も同委の上位組織で議論が続く見通しで、正式決定の時期は未定という。