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日本最古の湯釜を供養 愛媛・道後温泉で1千年余り使用

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日本最古の湯釜を供養 愛媛・道後温泉で1千年余り使用

 日本最古の温泉といわれる松山市の道後温泉で1千年余り使用されたとされる温泉の湧出(ゆうしゅつ)口「湯釜」を地元住民らが供養する「湯釜祭」が1日、同市道後公園で行われた。

 湯釜は直径約1・67メートル、高さ約1・58メートルの円筒形に加工された花崗(かこう)岩で、奈良時代の750年ごろに造られた。時宗の開祖で鎌倉時代末の僧、一遍上人が揮毫(きごう)したとされる「南無阿弥陀仏」が彫られ、明治27年まで道後温泉で使用。日本最古の湯釜として県の重要文化財に指定されている。

 湯釜は現在、道後公園に安置され、「湯釜藥師」の名で市民に親しまれている。

 湯釜祭には地元住民や観光関係者ら約30人が出席し、道後商店街振興組合の三好隆理事長(67)が代表してあいさつ。一遍上人の誕生地とされ、平成25年に焼失した宝厳寺の再建について「全国からの募金で再建が進み、来年5月14日、落慶法要の見込みとなった」と報告した。