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「なにわ大賞」に竹内志朗さん テレビ草創期からタイトルなど手書き

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「なにわ大賞」に竹内志朗さん テレビ草創期からタイトルなど手書き

 大阪らしい「いちびり精神」を発揮したユニークな活動をしている個人・団体を顕彰する「第18回なにわ大賞」に、テレビ草創期から活躍し、番組タイトルやテロップの文字を手書きしてきた竹内志朗さん(81)=大阪市中央区=が選ばれた。現在も現役で手書きし、芝居の舞台背景のデザインなどを手がける。大阪の文化を裏方から支え続けてきたとして選ばれた。

 竹内さんは、昭和8年生まれ。高校卒業後、技術を習得。知人のつてで、大阪初の民放テレビ局で、昭和31年に開局した大阪テレビ放送(現・朝日放送)でタイトルやテロップ製作に携わり始め、ほかのテレビ局でも仕事をした。「新婚さんいらっしゃい!」や「探偵!ナイトスクープ」など人気番組のタイトルも竹内さんの作品。

 現代では手書きに代わりコンピューター製作のテロップとなったが、竹内さんはテレビ番組の時代劇タイトルや、演劇の舞台背景のデザインを仕事にしている。竹内さんは「なぜ僕のようなものが」と謙遜したが、「この道一筋でやってきた」と誇りもみせた。

 準大賞には、伝統野菜など大阪の食文化の研究にのめり込み、専門雑誌を発行するなどしてきたNPO法人「浪速魚菜の会」代表理事の笹井良隆さんと、冬季オリンピック種目「カーリング」をヒントにやかんを転がす「ヤカーリング」を考案し“世界大会”を開いている三津屋商店街振興組合(淀川区)が受賞した。

 なにわ大賞は府内のメーカーや小売業者、クリエーター、文化人らで構成する「なにわ名物開発研究会」が主催。個人・団体を年1回、有識者らが選考し、表彰している。