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パワハラ処分の元交通部長、秋田県警察官友の会幹事長に

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パワハラ処分の元交通部長、秋田県警察官友の会幹事長に

 部下へのパワーハラスメントを繰り返したとして昨年2月、本部長訓戒処分を受けて退職した県警の小松雅美元交通部長(退職時は警視正)が、警察官を激励する民間組織、県警察官友の会(藤井明会長)の幹事長に就任していたことが分かった。

 小松氏は藤井氏が理事長を務める県警所管の第三セクター、暴力団壊滅県民会議の専務理事に天下りすることが固まっていたが、今年2月に報道や県議会での追及で白紙になっていた。

 県警察官友の会の加藤良三事務局長によると、6月に藤井会長が「能力がある」との理由で小松氏を幹事にした後、他の幹事の了承を得て幹事長にした。幹事長は警察署や交番、駐在所などを慰問したり、県警察学校の卒業式に出席したりするという。

 処分時の県警の発表によると、小松氏は本荘署副署長、秋田東署長、交通部長を務めていた平成16年から25年にかけて、部下計10人に暴言を吐いたり、職務と無関係の業務を命じるなどのパワハラを繰り返した。本荘署副署長時代にパワハラを受けた地域課長=当時(48)=が自殺していたことも昨年発覚した。

 小松氏は25年11月に行われた県警の2度目の聴取翌日から体調不良を理由に休み、十分な調査ができないまま処分が決まっていた。小松氏の健康状態について、松尾友彦警務部長は2月25日の県議会教育公安委員会で「状況は変わっていない」と答弁していた。