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【高校野球埼玉大会】浦和学院・江口奨理投手 「もう一度」の夢破れ涙

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【高校野球埼玉大会】
浦和学院・江口奨理投手 「もう一度」の夢破れ涙

 「自分が初回から試合を壊してしまった」。今春、選抜4強にチームを導いたエースは悔しさにうなだれ、振り絞るように話した。

 「埼玉県に優勝旗を持ち帰る」と入学した浦和学院。エースまでの道のりは順風満帆ではなく、1年の夏には視神経の炎症で視界が狭まる病気を患った。落ち込みはしたが、母の奈美さんが「チームの皆に励ましてもらっていた。本人も諦めなかった」と話すように、2年の秋にはマウンドに戻ってきた。

 今大会は準決勝まで16回を投げ18奪三振、自責点1と結果を出した。しかし、白岡戦では「気持ちの焦りが出た」という。失点し追いついた後の2回にも1点を失い、七回には四球から適時三塁打を許した。

 「もう一度甲子園に立とうと思ってやってきた。最後の最後で自分のピッチングができず悔しい」。あふれる涙は止まらなかった。(宮野佳幸)