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【埼玉知事選】5候補、真夏の舌戦スタート

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【埼玉知事選】
5候補、真夏の舌戦スタート

 任期満了に伴い、23日に告示された知事選。立候補した新人の元菓子製造会社社長、石川英行氏(52)▽4選を目指す現職の上田清司氏(67)=維新支持▽新人の元高校教諭、武田信弘氏(61)▽新人の県労働組合連合会議長、柴田泰彦氏(62)=共産推薦▽新人の元総務省消防庁審議官、塚田桂祐氏(58)=自民県連推薦=の無所属5人は駅前などでマイクを握った。8月9日の投開票に向け、真夏の舌戦が始まった。

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 ■石川陣営

 石川氏は23日午前11時15分ごろ、東武伊勢崎線松原団地駅西口で第一声。駅利用者らに「埼玉を国際観光都市に押し上げる。世界中の人が埼玉に魅力を感じ、行ってみたい、行ったことがある、また行きたいと言ってもらえるようにしたい」とアピールした。

 世界に通用する日本のアニメの力を活用する「アニメミクス」を掲げ、「アニメ映画祭などの開催で雇用増加や景気改善を図る。埼玉を観光通過県、観光負け組にしない」と強調した。演説後には、経歴や政策を記したビラを歩行者に自ら手渡した。

 ■上田陣営

 午前9時20分ごろにJR浦和駅西口に姿を見せた上田氏。出陣式には県内の首長や民主、維新の議員のほか、自民の鳩山邦夫衆院議員も応援に駆けつけた。

 上田氏は「県の各分野をほとんどよくしてきた」と実績を強調。団塊の世代が後期高齢者となる平成37年に向け、「スタートダッシュの4年になる。県と市町村が信頼関係のなかで医療や介護で安心の仕組みを作り、労働力不足を女性の社会参加、シニアの元気でカバーする」と訴えた。

 午後には地元の朝霞市で事務所開きを行い、秩父市などで街頭演説を行った。

 ■武田陣営

 3回目の知事選出馬となる武田氏は午前9時半ごろ、さいたま市浦和区のさいたま地裁前で、報道陣を前にマイクを握った。

 演説では県政の課題には直接触れず、平成4年の伊方原発訴訟最高裁判決などを引き合いに司法の問題を指摘し、さらに「大地震の地震衝撃波について学会が認知していない」などと批判。「司法や学会など権威のある人々に考えを変えてもらい、将来に向かってきちんとした日本をつくる方向に進み出してほしい」と訴えた。

 その後、JR浦和駅や春日部市などを回った。

 ■柴田陣営

 柴田氏は午前10時ごろ、共産の梅村早江子衆院議員らとJR浦和駅東口に立った。「争点は安倍政権が進める安保法制の是非だ」と第一声を上げ、「戦争状態になれば自衛隊施設が集中する埼玉は攻撃を受ける可能性が高い。知事選で戦争法案にノーを突きつけ、埼玉から廃案に追い込んでいこう」と呼びかけた。

 保育園など社会保障インフラの抜本的な整備の必要性も訴え、「地元建設業者を使い、地域経済をきちんと回して県内経済を掘り起こす」とアピール。その後、JR南浦和、北朝霞駅などを駆け回った。

 ■塚田陣営

 塚田氏はJR大宮駅東口で午前10時から出陣式。自民の県選出国会議員や県議らが駆けつけるなか、第一声で「知事の条例破りは地方自治の危機だ」と多選自粛条例を破って出馬した上田氏を批判。「私は使命感から立候補を決意した」と訴えた。

 続けて埼玉の停滞を指摘し、「他の県ができることを埼玉がやらないのは物足りない。私なら埼玉の悪い数値を国と連携して必ず直せる」と強調。県民所得の向上など6つのプロジェクトの実現を掲げた。この日は浦和、川越、川口の各駅頭でも地元の自民議員らと出陣式を行った。

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 ◆埼玉県知事選(届け出順)

 石川(いしかわ) 英行(ひでゆき) 52 無新

 元米菓製造会社社長(映画照明技師)専門学校

 上田(うえだ)  清司(きよし)   67 無現〔3〕

 知事・全国知事会副会長(衆院災害対策特別委員長)早大院 【維】

 武田(たけだ)  信弘(のぶひろ)  61 無新

 元高校教諭(会社員)国際基督教大

 柴田(しばた)  泰彦(やすひこ)  62 無新

 埼労連議長(県教組副委員長・中学教諭)和光大 【共】

 塚田(つかだ)  桂祐(けいすけ)  58 無新

 元総務省消防庁審議官(県企画財政部次長)米ハーバード大院