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秋田県議会、安保法案賛成意見書9日可決 全国初 岩手は8日廃案意見書

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秋田県議会、安保法案賛成意見書9日可決 全国初 岩手は8日廃案意見書

 秋田県議会の自民党は、9日の本会議に安全保障関連法案の今国会での成立を求める意見書案を提出する。自民、公明の賛成多数で可決されることが確実な情勢となっている。安保法案に賛成する内容の意見書が都道府県議会で可決されるのは全国で初めて。岩手県議会では8日、廃案を求める意見書が可決される見通しだ。

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 秋田県議会には「切れ目のない平和安全法制を整えることにより、『わが国の平和と安全』および『国際社会の平和と安全』をより一層確保できるようになる」として、法案の今国会での成立を求める意見書を衆参両院や政府に提出するよう要望する請願が秋田市の男性(88)から出されている。

 請願は8日の総務企画委員会で自民、公明の賛成多数で採択される見通しで、これを受け、本会議に意見書案が提出される。県議会は議長を除く42人のうち自民が26人、公明が1人で、両会派の賛成で可決される見通し。社民、民主、共産が共同で出している制定に反対する意見書は否決される。

 全国都道府県議会議長会によると、安保法案をめぐっては、長野、三重、鳥取の3県議会が慎重審議を求める意見書を可決しているが、賛成の立場の意見書が可決されるのは初めて。長崎県議会でも9日の本会議で賛成の意見書が可決される見通しだ。

 佐竹敬久知事は5日に開かれた自民党の冨樫博之衆院議員の政治資金パーティーでのあいさつで、安保法案について「さまざまな抵抗はあるが、通すべきだと思っている」と支持を表明した。発言について、佐竹知事は7日の県議会予算特別委員会で、加賀屋千鶴子氏(共産)に対し「撤回しない」と答弁した。

 一方、岩手県議会では6日の総務委員会で安保法案の廃案や反対の意見書提出を求める請願3件が採択された。8日の本会議で廃案を求める意見書が可決される見通しだ。廃案を求める意見書も全国初となる。