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兵庫県立施設の命名権、15中14応募なし 見込み外れる

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兵庫県立施設の命名権、15中14応募なし 見込み外れる

 県立施設に愛称を付ける命名権(ネーミングライツ)のスポンサーを県が募集したところ、15施設のうち14施設で応募がなかったことが1日、県への取材で分かった。すべての契約が決まれば最低でも年間1850万円の収入が見込めたが、行政による命名権ビジネスの難しさをうかがわせる結果となり、県は「命名権の募集は財源確保に有効な手段」とし、引き続き公募を検討していく。

 県立施設の命名権の募集は平成20年にスタート。現在は、芸術文化センター大ホール(KOBELCO大ホール)や明石公園第1野球場(明石トーカロ球場)など8施設、横断歩道橋6カ所で年間8500万円の収入を得ている。

 県は3~5月、財源確保を目的に、県民会館けんみんホール(神戸市中央区)や三木総合防災公園野球場(三木市)など、新たに15施設について命名権の取得企業を募集。ただ応募状況は芳しくなく、明石公園陸上競技場(明石市)に、接骨院などを運営する「アサダコーポレーション」(神戸市西区)が最低価格の年間100万円で応募したのみ。同競技場の愛称は「アサダスタジアム」に決定し、愛称の使用期間は7月1日から平成30年3月31日まで。今回応募が1件にとどまったことについて、県の担当者は「既に企業が宣伝効果の高い施設でネーミングライツを導入していることも影響しているのではないか」と話している。