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コウノトリ撮影に規制設けました 野田市がルール無視に先手打ち条例

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コウノトリ撮影に規制設けました 野田市がルール無視に先手打ち条例

 野田市は1日、市内でのコウノトリ放鳥を前に、「野生動植物の保護に関する条例」を施行した。一部のルール無視の写真ファンからコウノトリを守ることを目的にした「接近撮影の禁止」などが主な内容で、罰則はない。併せて絶滅が危惧(きぐ)されるほかの動植物の捕獲・採取も禁止した。市は野生生物保護のため、撮影を規制する条例は全国初ではないかとしている。

 条例では、撮影のための150メートル以内への接近、ストロボ発光や、営巣地へレンズを向けることを規制し、脅かすことや餌や音によるおびき寄せ行為を禁じている。

 同市では、3月に三ツ堀地区の飼育施設「こうのとりの里」で生まれた雄1羽、雌2羽を、東日本で初めて23日に放鳥することが予定されている。同地区をはじめ市内には猛禽類(もうきんるい)を含む野鳥が多く生息している。これまでにも野鳥撮影者が耕作地を踏み荒らすなど、撮影マナーが問題になっており、予想される撮影の混乱に先手を打つ形で条例を制定した。

 市はみどりと水のまちづくり課内に野生動植物撮影に関する相談窓口を設け、保護と写真撮影が両立できる環境づくりを進めるという。