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三条市、9月から給食の牛乳廃止正式決定 「食べ残し減った」

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三条市、9月から給食の牛乳廃止正式決定 「食べ残し減った」

 三条市で9月から小中学校の給食で牛乳を外すことが30日、正式に決まった。市の教育委員会に先立って開かれた市学校給食運営委員会では、給食での牛乳廃止について「試行では食べ残しが減った」と評価が出る一方、「子供に選択権を」などと不満の声も上がった。

 昨年12月から今年3月、牛乳の提供を停止した間の担任教師の報告では、「牛乳提供中と比べて食べ残しがかなり減った」「よくかむようになり『のどが渇いた』といわなくなった」との評価や「カルシウムを補う煮干し粉の量が多過ぎる」「ヨーグルトの回数が増え、飽きた」などの課題が出た。

 運営委員のPTA関係者が「子供たちの声は聞いているか」と質問。市教委は「子供たちは好き嫌いに流れる傾向がある」として、学級担任の記載から子供たちの状況をつかんでいると答えたため、「納得できない」と反論する意見も出た。別の運営委員は「飲む飲まないを子供たちに選択させるのも食育ではないか」と指摘した。

 給食とは別の時間に牛乳を提供する「ドリンクタイム」については、「給食後、連続して設けるべきだ」との意見や、休み時間を十分確保できるのかといった質問も出て、市教委は学校のカリキュラムの中で考慮してほしいとした。

 長谷川正二教育長は「検証結果がまとまったので一定の方向を踏み出したい」と述べ、子供たちがよい食習慣を養う学校給食を目指したいと呼びかけた。