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ホールに響く応援曲 習志野と拓大紅陵の吹奏楽部競演 千葉

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ホールに響く応援曲 習志野と拓大紅陵の吹奏楽部競演 千葉

 甲子園の出場回数が多い習志野高校(習志野市)と拓大紅陵高校(木更津市)の吹奏楽部が競演する「ベースボール・サポーターズ・コンサート」が21日、千葉市中央区の県文化会館で開かれた。両校の吹奏楽部員らは来月10日に始まる夏の高校野球千葉大会の前哨戦として定番の応援曲などを披露した。両校の関係者によると、野球の応援曲をテーマにした吹奏楽部のコンサートは全国でも珍しいという。

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 高校野球の強豪校として知られる両校は吹奏楽部の実力も全国屈指で、毎年スタンドでの迫力のある演奏や応援も注目されている。習志野高吹奏楽部の海老沢博教諭(36)によると、今回のコンサートは約2年前に拓大紅陵高の吹田正人教諭(52)の発案で開催が決まった。

 この日のコンサートでは両校の吹奏楽部員らがプラカードを持って行進しながら入場し、「プレーボール」のかけ声とともにサイレンが鳴り響いて開幕。両校の部員が合同で歴代の夏の甲子園の入場曲を演奏した。

 また、休憩時間を「グラウンド整備」と称したり、幕あいにはテレビの高校野球中継のように応援ファクスが読み上げられたりするなどの演出が随所に施され、会場は大いに盛り上がった。

 チアリーダーも参加した両校対抗の応援合戦の後には、「試合の決着が着かなかった」として“延長戦”が始まり、両校計約310人の部員らが壇上に集い、大会テーマ曲「栄冠は君に輝く」などが演奏された。

 今夏の県大会では、同校ともに勝ち進めば決勝で対戦する。吹田教諭が「続きは決勝戦で」と一礼すると、大きな拍手とともにコンサートは閉幕した。拓大紅陵高3年の松本瑞希部長(18)は「実現できてうれしい。次は球場で戦いたい」。習志野高3年の照木龍部長(17)は「いい刺激になった。夏に向けて一層練習に励みたい」と話した。