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新高速船「まりん・あわじ」、125cc以下のバイク積載OK

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新高速船「まりん・あわじ」、125cc以下のバイク積載OK

進水式などが行われた新造船「まりん・あわじ」。8月2日から岩屋-明石間に就航する(淡路市提供)

 淡路市が建造していた岩屋-明石間に就航する高速船が完成して18日、広島県尾道市の造船所で命名式や進水式が行われた。新造船は「まりん・あわじ」と命名され、8月2日から就航予定で、本州-淡路島間を通行する手段がなかった125cc以下のバイクが積載できる。

 明石淡路フェリー(通称・たこフェリー)が平成22年11月に運航休止して以降、明石海峡航路は「淡路ジェノバライン」だけで、同社所有の3隻はバイクを積載できない。明石海峡大橋は高速道路のため125cc以下のバイクは通行できず、ミニバイクは海峡を渡れない状態が続いていた。橋が通行不能になった場合やミニバイクの通行手段確保のため、県や関係自治体でつくる「明石海峡海上交通に関する協議会」は国の補助などを受けて船の建造を決めていた。

 新造船は120トン、長さ約32メートル、幅8メートルの双胴船で、「ツネイシクラフト&ファシリティーズ」(広島県尾道市)が約4億7500万円で建造。旅客180人、ミニバイク8台、自転車20台を積載できる。最大速力27ノット。淡路ジェノバラインが指定管理者として運航し、運賃はジェノバラインと同額、ミニバイクは450円を予定している。ミニバイクの乗船は明石港の浮桟橋完成後の9月23日からの予定。船名や船体のデザインは公募で選ばれ、船体はタコやタイなど明石海峡でとれる魚がモチーフになっている。

 式典に出席した淡路市の門康彦市長は「島民の悲願であった生活道路、明石海峡海上交通を確保し、緊急救援輸送手段としての機能も確保することができました」とコメントした。