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京都府内の観光客数が史上最多8375万人 26年の観光総合調査

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京都府内の観光客数が史上最多8375万人 26年の観光総合調査

 府と京都市は17日、平成26年の観光総合調査で、観光客数が府全体で約8375万人と、昭和44年の調査以来、史上最多となったことを明らかにした。観光客消費額も約8139億円と2年連続で過去最高を更新。このうち京都市内を訪れた観光客数は平成25年比7・8%増の5564万人となり、こちらも過去最多となった。

 府によると、これまで過去最多となっていたのは平成20年の約7799万人だったが、リーマン・ショックや東日本大震災などの影響で下降に転じ、ここ数年は徐々に回復していた。

 特に外国人の宿泊客数の増加が顕著。台湾や中国、アメリカを中心に伸ばし、約187万人と前年に比べて72万人も増加した。

 京都市を除く府内では乙訓、山城、中丹の各地域が順調に客足を伸ばしたものの、天候の不順などで、南丹地域と海水浴場のある丹後地域は前年に比べてわずかながら減少した。

 一方、京都市によると、同市を訪れた観光客数は平成25年比7・8%増の5564万人、宿泊客数が同2・5%増1341万人、外国人宿泊客数が同62%増の183万人と、いずれも過去最多。

 市では、観光客の増加について「海外の旅行雑誌のアンケートで人気観光地ランキング1位に選ばれたことなどに加え、円安やLCC(格安航空会社)の普及の影響が大きい」と分析している。

 市の調査によると、観光消費額も7626億円と、25年より624億円増え、2年連続で過去最高だった。特に外国人観光客の1人当たりの観光消費額は25年の8万5千円から、約4万円増の12万4千円と増えた。

 観光客数が最も多かった月と少なかった月の差は、約10年前の3・6倍から1・5倍となり、「春や秋以外のシーズンオフも観光客が増えている」(市産業観光局)という。

 外国人宿泊客数は2年連続で100万人を突破し、25年より70万人増加の183万人と2年連続で過去最多。宿泊客のうち、台湾や中国など57・7%がアジアからで、次いで欧州(18・4%)、北米(11・1%)だった。

 修学旅行生数は前年並みの109万人だった。なかでも中学生では修学旅行対象生徒数のうち、約3人に2人が京都に訪れたという。