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【ちば深読み】千葉市の新アメフトチーム初陣勝利 「盛り上げたい」

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【ちば深読み】
千葉市の新アメフトチーム初陣勝利 「盛り上げたい」

 アメリカンフットボールの日本社会人リーグ「Xリーグ」の下部組織にあたる「X3」に新規参入した千葉市を本拠地とする「ゼロファイターズ」が、13日に行われた初試合を勝利で飾った。同市では初となる社会人チームの今後の活躍に注目が集まる中、伊是名(いぜな)隼人主将(36)は「市民に応援してもらえるようなチームを目指したい」と抱負を語った。

 初戦は大井第2球技場(東京都品川区)で行われ、クラブオックス川崎AFCを相手に終始、試合のペースを握ったゼロファイターズが48対8で勝利した。試合後、伊是名さんは「スタートラインに立ったにすぎない。ここからが勝負。ますます精進していかなければならない」と引き締まった表情で話した。

 同リーグに新チームが参入したのは7年ぶり。ピーク時は93チームが加盟していたが、景気悪化による企業チームの解散などで現在は51チームにまで減った。こうした中、学生時代にアメフトに打ち込んだ人たちが社会人になっても続けられる環境をつくろうと、伊是名さんら有志が昨年12月に創部。今年3月にはリーグ加盟が認められた。

 現在のメンバーは約30人。ほとんどが経験者で、社会人になって競技を離れたものの、情熱を忘れられずに復帰した人たちだ。全く経験のない選手もいるという。平日は仕事をして、週末には淑徳大学(千葉市中央区)のグラウンドを借りるなどして練習に励んでいる。学生や社会人の1部リーグを経験した選手は10人ほどで、まだまだ選手集めの真っ最中だ。「実績のある選手もほしいが、これまで結果を出せずそれでもスポーツへの情熱が捨てきれない選手の受け皿にもなりたい」と伊是名さんは話す。

 また、千葉市をホームにしているプロ野球のロッテやサッカーのジェフのように、「アメフトでも千葉を盛り上げたい」との思いも。「そのためには結果を残し、市民に応援してもらえるチームにならなければ」と当面の目標を掲げる。

 伊是名さんは社会人1部のアサヒビールシルバースターなどで活躍した。「これまで指導者に恵まれてきた。自分も指導者として若い選手を育てたい」と熱を込める。県内の大学チームとの練習試合や、将来的には子供たちにアメフトのおもしろさを伝える活動も視野に入れている。(林修太郎)