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つくば市総合運動公園建設で初の懇談会

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つくば市総合運動公園建設で初の懇談会

 つくば市は20日、8月2日に行う総合運動公園の基本計画と市費の支出の賛否を問う住民投票に向け、市民を集めて初の懇談会を市立筑波小(同市国松)で開いた。建設への理解を求めるのが狙い。これに対し、建設反対を求める市民団体の代表も懇談会に出席し、問題点を訴えた。賛否をめぐる攻防はいよいよ本格化してきた。(海老原由紀)

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 ◆約110人が出席

 懇談会には約110人が出席。市の担当者が基本計画について説明した後、団体代表の永井悦子さんがこの計画について「私たちに説明がなかった。TX(つくばエクスプレス)つくば駅から歩いていかれない」などと建設反対の理由を述べた。

 これに対し、市原健一市長は「市の中心にあれば何人が歩いてこられるのか。市の将来、子供の未来に貢献する施設として運用したい」と反論した。

 その後の意見交換では、市民から「年間の予算の半分にあたる膨大な計画に疑問だ」との意見が出る一方、「(市と市民団体が)お互いに言いっぱなしで、どう判断すればよいのか分からない」と戸惑いをみせる出席者もいた。

 ◆20回の開催予定

 懇談会は7月8日まで計20回予定しており、次回は21日、市民ホールつくばね(同市北条)で行う。

 総合運動公園の建設をめぐっては、市が今年2月、同市大穂に約46ヘクタール、1万5千人収容の第2種公認陸上競技場や総合体育館、宿泊施設、スケートパークなどを整備する基本計画を策定。総事業費は約305億円とした。

 市民団体は4月17日、建設の是非を住民投票で判断しようと、有権者の50分の1を上回る1万1363人の有効署名を添え、市に住民投票条例制定の直接請求を行った。

 これを受け、市原市長は、5月1日開会の臨時市議会に条例案を提出。8日の特別委員会で賛否に「見直す」を加えて三択とする修正案を可決したが、12日の臨時会最終日で建設反対派の市議が提出した賛否二択の修正案を可決した。